皇居東御苑で季節の風を感じよう

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 前日まで続いていた猛暑からぐっと気温が下がった平成30年8月7日(火)は暦のうえでは秋を告げる「立秋」です。ぱらぱらと小雨が降る中、訪れた皇居東御苑内本丸休憩所裏手には、“はるかのひまわり”と名付けられたひまわりが、夏の盛りを知らせるように咲いていました。

 ※はるかのひまわりとは、平成17年1月、阪神淡路大震災10周年追悼式典で神戸市を訪問された際、地震で亡くなった小学生の名前にちなんで名付けられたものです。種は遺族代表の小学生から天皇皇后両陛下に送られました。両陛下はそれをお育てになり、採れた種子が本丸休憩所東側に播種されました(参考:宮内庁皇居東御苑花だより

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 皇居東御苑へは大手門、平川門、北詰橋門の3か所の門から入苑することができます。今回利用した「大手門」は地下鉄大手町駅のC13出口を利用して地上に出るとすぐの場所に位置しています。

 画像は内堀通り沿いに面している高麗門をくぐり桝形広場から渡櫓門を撮影しました。江戸城門のほどんどが「桝形形式」のつくりになっていて進行方向だけを見ていると一見閉じ込められた!と感じる戦略的な構造です。

 

 

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 苑内を歩いていると城内最大の検問所「百人番所」が現れ、本丸へ向かうには目の前にそびえ立つ「中の門」跡を進みます。

 

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 中の門跡から続く坂道脇で見つけた雨に濡れる「タカサゴユリ」。元々は台湾に自生していたユリが大正時代に日本にやってきたと言われています。タカサゴとは江戸時代初期における台湾の古称だそうで、天守台や大手休憩所周辺など苑内至るところで見つける事ができます。

 

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 江戸時代は雁木坂だった坂道を進んだ先に位置する御書院門「中雀門」跡。櫓台石垣には文久3年の本丸御殿全焼火災の焼石が残ります。

 

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 こちらの芝生広場が江戸時代の中核「本丸」跡です。江戸時代、本丸郭の縁辺には強固な防御機能を持った多門(たもん)という長屋造りの櫓が15棟ほどあったと言われています。現在残っているのは「富士見多聞」のみで、一般公開されています。画像は天守台に上り撮影しました。

 

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 本丸郭南側で富士見櫓手前の「野草の島」で見つけた下向きに咲く「ゴバギボウシ」。漢字にすると「小葉擬宝珠」からわかるように橋の欄干に乗っている擬宝珠に似ている事から付けられたそうですが似ていますかね・・?

 

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 こちらの「サンゴジュ」の実は二の丸を一望できる展望台から観察する事ができます。展望台の場所は本丸休憩所裏手。

 

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 汐見坂や梅林坂を下ると二の丸郭に到着します。武蔵野の自然がひろがる二の丸雑木林奥に位置するのが復元された回遊式庭園「二の丸庭園」です。「サルスベリ」の花が鮮やかです。

 

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 池沼ではヒレナガニシキゴイや多年生の水草「ヒツジグサ」が見られます。

 2日間続いた涼しさも台風が過ぎ去れば元の猛烈な暑さに戻るそうですが、秋の気配はすぐそこまで来ているはずです。熱中症対策を万全にして季節の移ろいを感じに皇居東御苑、皇居外苑にお越しください!

 皇居散策のご休憩には楠公レストハウスをご利用ください。

 

 

 

2018年8月 8日 16:30

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